伝えたいこと

家の要 構造材のはなし

2018年1月11日

 

前回、家の寿命は何で決まる?は
施工を含めた構造材の品質だとお話させていただきました。

 

シロアリや
水漏れや雨漏り
腐朽に塩害 耐風に耐震。

 

これらに耐えられる丈夫な構造で、
土地の気象条件や風土に適した家を建てることがとても大切です。

前回の記事はこちらへ
01 家の寿命は何で決まる?

 

 

沖縄は湿度が高い

 


 

沖縄は海に囲まれているため、年間を通して湿度が高く
梅雨時にもなると80%を超え、平均湿度が83%にもなります。
じめじめして一年で最も過ごしにくい時期。

 

 

フローリングがベタベタと湿っぽい
気づいたらカビが発生していた… なんてことも。

 

エアコンの除湿機能や、除湿器。涼しくて良いのですが、毎日となると1日中使うのも少し気が引ける。
電気代もだけど、温暖化にもよくなさそう…。

解決策はいくつかあるのですが、これから家づくりを検討されている方は、
調湿する壁材や床材を使われるとまったく違います。

 

本当にベタベタを感じにくくなりますし、カビやダニの発生を抑えてくれるので衛生的なのです。

 

 

 

木は湿度に弱い?

 


 

 

木には調湿効果というものがあり、湿気を吸って吐くという調節機能が備わっています。

 

湿度をコントロールする木材の機能は、湿度の高い日本の風土に合っていて
昔から多くの家づくりに使われてきました。

 

室内のフローリングに無垢の木を使うことで、嫌なじめじめを吸ってくれるので
足触りもさらさらと心地良くなります。

 

 

湿度が下がることによって体感温度も低くなり、同じ気温でも暑く感じないのです。
エアコンにあまり頼らないで生活ができるのはうれしいですね。

 

 

木造は沖縄に合っている?

 


 

一番の懸念要素はシロアリと台風です。(耐風については違う機会に)

木造の苦手な要素とは

〇壁の内部に湿気が溜まること
〇雨漏りや水漏れなどの漏水によって、木材に傷みが生じてしまうこと

これを避けなくてはいけません。

 

木材が傷むことを腐朽(ふきゅう)といい、シロアリの被害が進行しやすくなってしまいます。
こうした被害を防ぐ処理を、防腐防蟻処理といいます。

 

前回お話した通り、一度処理をすれば永久的に持つというものでもなく、
その効果は最長で5年と言われています。

そのため、薬剤の保証も5年に設定されていることが多く、
保証が切れるタイミングで再処理の案内が送られてきたりします。これを繰り返していくのですね。

 

沖縄に限った話ではないのですが、防腐防蟻処理をしっかりと行うことが、
家づくりの大事なポイントとなります。

 

 

腐らない、緑色の構造材

 


 

 

私たちが使用する構造材は、

〇腐らない
〇シロアリ被害もない

という木材を使っています。

 

そんな木材あるの? 私も最初そう思ったのですが、ありました。

もちろん、人体に無害!

 

沖縄にはイエシロアリ(暖かい地域に生息するシロアリ)が生息していて、
乾いた木材も食べますし、コンクリートにも蟻道(ぎどう)を作って室内へ侵入してきます。

そんな強いシロアリがいる環境で、5年で防蟻効果が切れてしまったら安心して住めないですよね。

 

自信のあったホウ酸の防蟻処理も、どうも沖縄には適していないかもしれない。

そうして見つけた緑色の構造材は、薬剤を木の内部まで浸透させているので、
「腐らない」し「シロアリに食べられない」のです。

通常の防蟻処理は基礎から1.5mほどの高さまでしかしません。

 

 

ですが、30年くらいすると3m~4mまで被害が出ているのが現実です。

なので上から下まですべて防腐防蟻処理をする必要があるのです。

 

木造住宅を建てる、または建売物件を購入する方は、防腐防蟻処理について
担当者の方に確認されることをおすすめします。

 

ちなみに、浸透させている薬剤の成分は、ウエットティッシュなどに含まれている素材と銅です。

熱帯魚が泳ぐ水槽にこの木を入れても、
ハムスターのゲージをこの木でつくっても、みんな元気に暮らしています。

 

ご安心くださいね。

 

 

まとめ

 


 

今回は、沖縄の湿度とそれを解決する木材の調湿性、
シロアリと腐朽の対策をしっかりと行って家づくりをする必要性をお伝えしました。

 

次回は耐震等級についてお話したいと思います!

 

 

 

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