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沖縄で木造住宅を選択するということ

県内の一般的な感覚として、「住宅はRC(鉄筋コンクリート)造」と考える方がダントツに多いのは周知の事実です。これは戦後広まったRC造に生まれ、そこで育った方が大多数なので当たり前の感覚なのかなと思います。自分自身も以前はそうでした。木造という選択肢は頭の中に一切なかったのを覚えています。

木造住宅は軽そうだし台風時は大丈夫なのかな?シロアリの的になるのでは?
RC造しか触れてこなかったからこそ、不安として出てくるのは当然の事です。

しかし現代では、台風や地震に耐えるための技術が発達し、適合金物による接合が標準化しているため、沖縄にも適した木造住宅を建てることができます。
むしろ、RC造と違って接合部分も目視できるため、ご自分の目で確認することもできます。また地盤の軟弱度を測る地盤調査や、構造計算を行うことによって、感覚的なものではなく数値でしっかりと裏付けを取ることに徹しています。

僕たちはより安心して暮らせる住まいをご提供するために、公共機関にも採用される耐震等級3を標準化しています。そしてシロアリ対策として食害に強い木材を採用し、人の身体にも安全な防蟻処理剤を構造材に使用しています。それにより台風、地震にも強く、シロアリが近寄りにくい家づくりをしています。

RC造の「強い」ということはもちろん大きなメリットであることは間違いありません。
しかし阪神大震災で高速道路の支柱が折れ砕けてしまった場面を覚えてる方もいらっしゃることでしょう。その強度は絶対的なものではなく、施工品質や材料品質、環境によっても大きく変わり、なおかつ品質の状態が消費者からは分かりにくいというのが最大のデメリットと考えます。

以前は当たり前だったRC造ですが、比較的コストも抑えられる木造住宅を選択する方がここ沖縄でも増えてきています。

大切な家族が集る空間づくりに、木造という選択肢を加えてみてはいかがでしょうか?

「RC造と木造 5つの違い」という内容でお話をさせていただいています。
お気軽にご参加ください。