2018.8.4
こんにちは。佐藤です。
昨日に引き続き晴れですね!むし暑い~!
さて、今日は「外壁下地用耐力面材」というものについて
お伝えしたいと思います^^外壁の下に貼っているボードですね。
名前が少し長いので、「耐力面材」と省略させていただきますね。
耐力面材の厚さは約1㎝ほどで、「木質系」と「無機質系」大きく分けて2種類あります。
古波蔵の現場は、ちょうどこのボードを貼り終えたところです。
アップしてみるとこんな感じです。
トラが可愛いです。
タイガーEXボードという商品で、こちらは無機質系の耐力面材になります。
主に6つの長所があるのですが、その中でも特にお伝えしたい2点を
前編・後編に分けてご紹介したいと思います。
はっきりと「火に強い」「燃えない建材」と書いてありますね。
まずお伝えしたいのは耐火性能の高さです。
木造の欠点として耐火性能を上げる方は多いと思いますが、
柱など角材の芯まで燃えるのには、実は相当な時間がかかります。
過去の記事にも少し書いていますのでぜひ^^
(画像は吉野石膏さんのHPより引用)
画像を見比べてみると一目瞭然ですね。
木質系とは合板などの薄い板です。
右の画像は炎が上がるほど燃えていますが、左のタイガーEXボードは黒くなるだけえ燃えていないですね。
石膏からできているので、火に強く燃えない性質を持っています。
少し脱線しますが、室内側の壁の内側にも石膏ボードという下地材が使われます。この石膏ボードも不燃性。
石膏ボードの表面に珪藻土や漆喰などの左官材を塗ったり、またはクロスを貼ったりして仕上げます。
珪藻土や漆喰も不燃性ですので、防火の面から見ても安心ですね。
※純粋な珪藻土、漆喰材は不燃性です。
火災は絶対に避けたいことの一つですが、出火原因の上位にはなんと放火があります。
次にたばこの不始末、コンロとなっていますので、室内外で防火対策は必須なのです。
万が一の近隣での火災発生の飛び火でも、燃え移る可能性が低くなります。
家づくりをお考えの際には気になる会社を数社回られると思います。
お話を聞きに行かれた際に「耐力面材は何を使っていますか?」と聞いてみられると
きっと担当者さんは一瞬ビックリすると思いますが、色々と教えてくれます。
仕上げると隠れてしまう部分の話、家づくりの仕事をしている人は話すの好きなんです^^
話し始めたら止まらない、なんて人も多いはず。
家をつくる材料、いわゆる建材には、基礎や構造、外装材、内装材、造作、設備と
それはそれはたくさんの商品が存在します。
数ある商品の中から「これ」を選んだのには理由があって
その理由の中に家づくりへの想いが込められていると私は思います。
長くなってしまいましたが^_^; 前編は耐力面材の耐火性についてお伝えいたしました。
後編は透湿性についてお伝えしたいと思います!
いつもお読みいただきありがとうございます^^