2025.5.17
こんにちは。
沖縄より先に九州が梅雨入りしましたね!観測史上初とのこと。昨日は北海道と沖縄、どちらも今年初めての真夏日(30℃)だったそうです。やはり温暖化の影響なのかなと思うと胸が苦しくなりますね。
さて、中城村でさせていただいている戸建リノベーション間もなくお引渡しです。計画の中心はバリアフリーであること。ご高齢のご家族が過ごしやすく心地良く生活できる空間とすることでした。
オリジナルでお作りしたキッチンとパントリースペースは、車椅子でも出入りができるように計画、デザインしました。
メーカーのものでも車椅子用のキッチンはありますが、やや収納力が低かったり、サイズ感が合わなかったり。価格も高額のためオリジナルでおつくりすることになりました。
大容量のパントリースペース。台風の多い沖縄では多めの食品ストックが必要ですので、十分に収納できることと、取り出しやすいこと、食品が一目で確認できるようにオープンに。
冷蔵庫2台、冷凍庫も置きたいとのことでしたので、カップボードを置くスペースもゆったりです。
床材は今回は無垢材ではなく、車椅子の走行にも耐えられることや、水に強く掃除がしやすいことを優先に考えてLIXILのUDシリーズにしました。(※UDとはユニバーサルデザインのことで、誰もが安全に利用できることです)機能的ですが優しく馴染んで良い雰囲気になりました。
介護を想定したお部屋のトイレは車椅子のまま入れるように出入口の幅を広く。
ウォークスルーでお風呂に直行できるようにしました。
介護用とは分けてトイレはもうひとつ設置。沖縄は親戚が集まる機会が多いですし、トイレはふたつあると便利ですね。
元々はピロティだった場所を住居にリノベーションさせていただいたことで、登記などの手続きも複雑ではありましたが、土地家屋調査士、司法書士の先生にスムーズに進めていただけました。お施主さまも大変だったと思います。お引渡しまであと一歩!このようなバリアフリーをお任せいただけて、改めて住宅の在り方を考える機会をいただけたて、とても勉強になりました。一緒に歩んでくださったお施主さまには感謝の想いでいっぱいです。
それでは、今日はこのへんで。
今日もお読みくださりありがとうございます。
2025.05.17 sato